犬と猫の白内障の改善に使用するシーナック

ペットにも白内障の症状が現れることが多く、近年増加していると言われています。

ペットの白内障に有効な目薬として、シーナックがあります。

犬の白内障の改善薬としては、Nアセチルカルノシンが配合されているものが主流となっており、シーナックに関しても同様の成分が含まれています。

2010年に開発されたキャンCのジェネリック医薬品で、Nアセチルカルノシン以外にも保湿成分としてグリセリンも配合されています。

グリセリンとケイ酸カルボキシメチルセルロースが含まれているために、目の保湿効果があり、ドライアイを防ぐことにも有効です。

ペットの眼球の水溶液に浸透することで、酸化防止を可能として白内障を治療することができて、犬と猫の両方に使えます。

白内障は加齢が原因となって、目の水晶体の酸化が進行することで白濁して、重篤の場合には失明する可能性のある病気となります。

白内障は、天然の酸化防止剤やカルノシンが不足することで発症すると考えられています。

加齢による目の白濁を改善するシーナックの使い方

細胞内部にはカルノシンと呼ばれる複合アミノ酸があり、カルノシンが体の様々な器官の酸化を抑制する働きを担っています。

しかし、加齢によってカルノシンを生成する機能が低下したときに、体内におけるカルノシン濃度が減少して水晶体の酸化が進行して白内障になります。

従来までは、手術によって水晶体を除去して、人工のレンズを入れる治療法しかありませんでしたが、ペットの白内障の手術は費用が高額になることが考えられますし、手術を行える獣医が少ないなどの問題がありました。

現在では、Nアセチルカルノシンを目に投与することで、カルノシンに変換して眼球の水溶液に浸透して、酸化防止剤としての働きができることがわかっているために、治療薬としてシーナックは有効です。

使用の目安は最初の6か月間の場合には、両目に1日朝と夕方の2回につき1滴点眼します。

その後の7か月目からは、両目に1日1回につき1滴を点眼します。

白内障の予防のためにシーナックを使用するときには、両目に2滴ずつ点眼して、最低でも5分以上の間隔を空ける必要があります。

未開封のときには気温25度以下で保管する必要があり、有効期限は製造後3年です。

使用上の注意としては、抗酸化性の強いルティン製剤やアスタキサンチン製剤、ゼアキサンチン製剤などが含まれているサプリメント、ピレノキシン系の目薬と併用することは避ける必要があります。

他の目薬を使用したいときには、医者に相談した上で1時間以上空けて点眼するようにすることが大切です。